読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

就活ニュース:デジタル版

どこよりも信頼できる就活ニュースサイト

かけ算の順序を守れない大学生が不採用になる理由

国立大数学科に通うA君は就職活動の面接で意外な質問をされた。

「君のフェイスブックを見たけど、かけ算の順序について小学校の先生を批判していたよね。あれ、なんなの?」。

A君が書き込んでいた内容とは、ネット上で話題になっている算数の指導法について。小学校ではかけ算に順序があるものとして教える。その指導法を批判する意見がインターネットには多い。A君はかけ算に順序があるのはおかしいとして、小学校の教師を批判していたのだ。

「生徒にとって学校の先生っていうのは上司なわけ。君はかつての自分の上司を批判していたことになる。君を採用したら、昔の上司の悪口をネットに書き込むだろうね」。

面接官にそう言われて、A君は数学的知識からかけ算の順序問題について説明しようとしたがもう後の祭り。何を言っても無駄だった。

「結局、不採用でした。社会人としての立場から算数のかけ算について考えることができていなかったのは確かです。でも悔しい」。A君はそう肩を落とした。

事情通の就活エージェントはA君の件について、次のように分析する。

「欧米では上級の学校に進学する際、教師の推薦状を貰うのが当たり前。教師に批判的な人物は表舞台に上がれないのがグローバル・スタンダードです。A君の受けた会社も、グローバルなコンプライアンスを重視しているのでしょう」。

かけ算の順序についても社会人としての考え方が必要だという。「上司の指示どおりに仕事ができない人間は社会人失格なわけですよ。上司たる教師がかけ算の方法を指示したら、生徒はその指示どおりに進めるべきなのは社会人の常識。かけ算に順序があると習ったなら、そのとおりにしないと」。

学生にとっての上司とは教師。上司に評価されないような人材はどこに行っても使えない。ましてや、かつての上司たる教師の悪口をネットの書き込むとは、A君もワキが甘かったと言われても仕方あるまい。A君には社会人としての心構えが足りなかったようだ。