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バスの降車ボタン早押しでマスコミ内定の阪大生 就活最新情報

大阪大学4年生のA君は都内テレビ局の内定を獲得。就活でアピールしたのは、バスの降車ボタン早押しだ。

「大学生活でこれだけは負けない、と胸を張れることを作ろうと思った」A君は自宅から大学までバス通学。「大学に入った時に決意したんです。バスの降車ボタンを誰よりも早く押そうって」。

A君は大学1年生の時から卒業を控えた現在まで通学の際、乗客のなかで一番早く降車ボタンを押し続けているのだという。今まで一度も他の人にボタンを押されたことがない。「次、止まりますは俺の言葉だ、誰にも邪魔させないっていうのが信念ですね」。

まずバスに乗ると降車ボタンの近くに陣取り、ボタンに指を載せる。「ボタンには遊びの部分があるんです。その遊びの分だけは軽く押しておく。バスが目的地のひとつ手前の停留所を出た瞬間に指に力を入れます」。

A君は降車ボタン早押しに専念するため、サークル活動はせず飲み会にも一切出なかった。「ぜったいに負けられない戦いですからね。最終面接が近くなるとプレッシャーに押しつぶされそうになりました。バスに乗るのが怖かった」。

「就活では常にトップを狙う向上心と何があっても動じない判断力をアピールしました」。どんなささいなことでも必ず一番を取る。想定外の事態にも動じない。メンタルの強さが降車ボタン早押しに求められる。

「早くボタンを押しすぎるとひとつ手前の停留所で止まってしまうから、バスの運転手さんと呼吸を合わせる能力が必要ですね。コミュニケーション能力が高くないと降車ボタン早押しは達成できないですよ」。

入社後は降車ボタン早押しの経験をいかしてクイズ番組の制作に携わりたいというA君。最後に学生時代の思い出を聞いてみた。

「大学近くの停留所で早押しをするものだから、学内でも結構有名な存在でした。近寄りがたいのか話しかけてくる人はいませんでしたね。降車ボタン早押しによって孤独に耐える力も養えたと思います。意義のある大学通学を送って内定ゲットした僕は勝ち組のはずなんですが……」。

A君の目はどこか寂しげだ。